何番煎じか分からないけどカメラの事を書くよ!
ハロハロ?今回は誰かの役に立てたらうれしいかも?と思ってカメラについてのお話ですw(長いです)
今更だけどカメラって?
昨今の時代カメラはものすごく大きく分けて2つのグループに分けられると思います。
- デジタルカメラ
- フィルム式カメラ(アナログカメラ)
フィルム式カメラは今でも健在です!過去の遺産ではありませんよ?記録を「遺す」という概念においては最強です。何しろ一度現像したら再生する機器がいりませんもの。
今回はデジカメを中心にお話を進めます。もしこの記事を読んでいただいた方の中に「フィルムについても書け!」と仰って下さったら喜んで書きます!(ゆきポメはフィルムカメラ大好きです)
更にデジカメの分類
さて、デジタルカメラと言ってもまたその中にいくつか分けられる種類がありますのでご紹介します。ちなみに、これはフィルム式にも当てはめられます。
- デジタル一眼式カメラ(ミラーレス含む)(フィルム式にミラーレスはない)
- デジタルコンパクトカメラ(携帯電話等を除く)
- 携帯電話やタブレット(スマホ含む)(フィルム式は当てはまらない)
- デジタル二眼式カメラ(あるらしいですよww)
ここまで「ふーん」程度でいいので大丈夫ですか?
さてよく皆さんが想像するカメラ!と言ったら大体は一眼式とコンデジではないでしょうか?まずはこの二つから始めましょう。
ボクは王道を往く一眼式ですかねぇw
一眼式カメラと言えば日本の名だたるメーカーが開発している王道中の王道ですww
Canon EOS5D MarkⅢとEF28-70mm F2.8L USM
皆さんが一番想像できるカメラだと思います。
さて、ここからがちょっと難しいお話になるので頑張ってください。
先ほど一眼式カメラに補足説明がついていたんです。ミラーレスって書いてあります。何の事じゃ?と思われてると思います。そこでこんな言葉を聞いたことってありませんか?
ミラーレス一眼レフカメラ
俗にいうミラーレスです。このミラーレス、ちゃんと意味があります。
この画像を見てください。青い縦に並んだ三枚の物体がある部分がレンズです。
問題は後ろのカメラ本体。丸で囲まれた部分ではなくて、その下の青い斜めの物体! これがミラーです!(因みに丸の部分はペンタプリズムと言います)
カメラで撮影するとき覗いて被写体と合わせますよね?あの時見えてるものは画像の赤い矢印のように光が進んでくるからなんです。
ミラーレス一眼とはこのミラーとペンタプリズムをなくし直接撮影映像を背面の液晶や覗くとこ(ファインダー)に映写してしまうというものです。
結局のところ何が違うねん!?
あえて、あえて語弊多大ではありますが最初はこんな認識でいいと思います。
- ミラーレス機はコンパクト
- ミラー付は昔からある見覚えのあるカメラ
コンパクトデジタルカメラ
コンデジとも略して言いますよね。一眼式との最大の違いはレンズが交換できるかどうかです。
コンデジのいいところは手ごろな値段でレンズがセットでついてくるからメモリカードと充電さえすればすぐ撮影できることですね。まぁ、世の中にはいくつか頭のおかしい値段のするコンデジもありますが…w
携帯電話やタブレット
オイオイオイ?そういうのは求めてないって??言っておくけど現代のスマホのカメラはもはやかなりのものでコンデジに匹敵するんだよ?
豊富な機能と即応性。おまけに外部レンズとRAW撮影対応
まずは基本的に携帯は持ち運ぶものです。つまりいざとなればいつでも撮影ができるということです。この即応性は最強だと思います。
そして機能!ワタシは現在iPhone7Pulsを使っていますが様々な機能があります。連射、動画、スローモーション撮影、ポートレートモード(疑似ボカシ)などね。
iPhone7Plus ポートレートモード M設定 RAW現像無し
例えばこんな感じ?結構いいですよね。外部レンズというのは最近ヨドバシとかで売ってるクリップみたいなやつにレンズが付いてて、それをスマホのレンズ部につけると広角や望遠で撮影できるってやつです。RAW現像については後程出てきますのでその時に。
ここまで読んでくださって元も子もないけど…
本当に一眼レフカメラとか必要ですか?もしiPhoneやXperiaでよくね?とかなったらそれはそれでいいと思いますよ!
なんで一眼やコンデジを買うの?
スマホと比べてその性能差が凄くわかりやすいのは夜ですよ。夜間撮影となるとスマホはすぐに限界が出ます。星空なんてまず無理です。
それから画像の情報量(データ量)が少ないのでやはり細かな再現性は劣るし、大きな印画紙に印刷するのも苦手です。
ここまでが概要。
じゃぁ、カメラを買うよ。でも使い方わかんない!
ここからは操作、撮影についてです。先に言っておきます…あくまでもワタシ個人的な主観による初心者向けです。もし厳しかったら後ろの方※から始まる見出しまで飛んで。
写真は3つの要素で光を捕らえる
以下文中はカッコない表記
1、素子感度
デジカメというのは素子と呼ばれるセンサーに光を当ててその情報をデジタル信号に変換して映像を記録しています。そのセンサーの感度を変えることができるのです。
これをISO感度といいます。ISO感度は数字が高ければ高いほど少ない光で反応できます。ですから、ISO100よりISO3200の方が暗いところでも少ないSSで撮影できるのです(F値同じなら)
2、レンズの明るさ
レンズにはその種類によって最低の明るさから最大の明るさが決まっています。例えばこのレンズを見てください。
Nikon Ai-S Noct-NIKKOR 58mm F1.2
レンズの外周に1:1.2と書いてあるのが分かりますか?この1.2という数字が最低のF値です。
混乱しやすいのでここで一つ付け加えておきます。F値はその物体がどれだけ光を透過できる能力があるかを示した指標です。(この数字は難しい言葉で言うと逆数の対数で表記してます)
F値は0に近づけば近づくほど透過率が高く、数字が大きくなればなるほど透過率は低くなります。
話を戻します。このレンズの最低のF値は1.2。では最大は?レンズには絞り幕というものがあります(一部ないものもある)この絞り幕を全部絞って光の量を下げた値が最大のF値になります。因みにこのレンズの場合はF16が最大値です。
なお、この最低のF値の事を開放F値(絞り幕を開放して最大まで開いているから)と言い、その状態で撮影することを開放撮影なんて言ったりもします。
このF値…後々また出てきますが結構大切なんで覚えておいてください。
3、シャッタースピード
その名の通りで素子にどれくらい光を当て続けるかの時間です。これは単純です表記単位は秒です。1/4000秒くらいから30秒以上シャッター幕を開けて素子に光を照らす(露光といいます)事が出来ます。
うががが!混乱した!なんか分かりやすくしろ
簡易な図を用意しましたのでこちらをご覧ください。
※F値は明るさ。でもそれだけじゃない!?
F値は確かにそのレンズがどれくらい光を透過するかを示したもの。ではこの写真を見てくれ。
被写体 かえるちゃん (@0910kaeru) | Twitter
カメラ α7Ⅱ レンズ CONTAX 50Anniversary Planar 85mm F1.2(撮影時F1.4)
ポートレートなんだが被写体から背景が強烈にボケているのがわかるだろうか?これは意図的にPhotoshopとかで加工したわけではなくレンズの性能でこうなっています。
F値を低くくしてやると光の量が増えるのは当然だが、同時にピントの浅さ(これを被写界深度という)が強くなる。もちろん被写界深度はF値だけで決まるものじゃないけどF値が下がれば下がるほど被写界深度は同様に浅くなっていくという性質がるのだけは覚えておいてほしい。
ISO感度とノイズについて
前に話したISO感度だが、この感度を上げていくと確かに少ない光で露光時間を短くできる。別にカメラに入ってくる光が増えるわけではない。つまり内部の機械が処理しているのである。当然ISO感度をガンガン上げればその処理はより厳しくなる。そうすると写真にノイズと呼ばれるエラーが増えていく。具体的に以下の写真を見てほしい。
ISO感度Hi(25600) カメラX-T2 レンズFUJINON XF10-24 F4 (F4)
ISO感度8000 カメラX-T2 レンズFUJINON XF10-24 F4 (F5.6)
明らかに下の写真の方がノイズが少ないのが分かる。ぶっちゃけISO8000でここまで綺麗に撮れるフジのX-T2の性能は鬼なんだけどな…。
ここまでをふまえて撮影の話
さて、カメラを買った前提で話していきますが…撮影において最初はこれ!というものをあげていきます。
設定でISO感度はオートにしておく
- 初めての撮影はP(プログラムオート)でいい
プログラムオートというモードがカメラに備わっている。これはカメラ本体がF値、SSすべてをオートで判断してくれる。いわば被写体に向けてシャッターを切ればいいだけ。
まずはこのモードで写真を色々撮ってみよう。撮ったら必ずPC等の大きな液晶で写真を見て見ましょう!
撮っていけば段々、画角やF値や被写界深度の関係も理解できてきます。
2. 絞り優先オートを使っていこう
プログラムオートでカメラに慣れてきたら絞り優先オートを使おう。このモードは絞り(F値)を自分で考える必要が出てくる。それとできたらISO感度もオートではなくて自分で考えてほしい。ノイズを少なく、でも必要なときにどれくらい上げればいいか感覚的に慣れてほしい。
3. 構図を考えてみよう(これができたら一気に中級)
構図を考えて撮影してみよう。でも具体例をここに示すけど…これに凝り固まらないでほしい。自由な発想でいいんだよw
んで、実はカメラとレンズ買ってないんだけど何がおすすめ?
実はこれがTwitterでも一番よく聞かれる。だから…個人的な主観とセンスでお勧めを書いておく。
デジタル一眼レフカメラ
ミラーレスだけどα6000 マジでお勧め。
個人的に中古相場でボディだけ2.5万位で買える。α6000は連射性能も秒間10発と高く同価格帯の他のメーカーを見てもメリットが高い逸品だと思う。おまけに小型なのでバイク乗りにはうれしい。
んでレンズはSIGMAからSonyのαシリーズ等に使えるEマウント専用のレンズDN19mm F2.8 Art。
レンズも新品で買っても2万しないで買える上に、なんとこのレンズSIGMAが誇るArtラインのレンズなのだ。最近のSIGMAは恐ろしく、ことこのArtラインはもはや純正メーカーの製品を食い殺しに来ている性能なのだ!一押し!!
コンパクトデジタルカメラ
コンパクトに収めたいならRicohのGRシリーズ。値段は実はα6000より結構高いのだがコンデジの中では超高性能である。(Sonyのぶっ壊れ性能+値段のアレは例外)素子やエンジンが優秀なのは当たり前だが…何しろレンズが凄い!Ricohは昔からレンズも作ってるメーカーさんで特にフィルムの頃からGRレンズは定評があった。青と白のコントラストを撮らせりゃ最強と言われたほど。ワタシも未だにRicohのコンパクトフィルムカメラ GR1sを愛用しています(これもGRレンズ)
レンズは28mm相当の広角~望遠のズームレンズ。F値は開放2.8と相当明るい。
望遠と値段と性能が両立する人気商品。Nikon COOLPIX P900もおすすめ。見た目は完全に一眼レフだがレンズ交換はできないちゃんとしたコンデジなのだ(コンパクトじゃねーけどな)
値段的には新品で5万円前後。24mm相当~最大2000mm相当までの馬鹿げたズームレンズを搭載している。24mmの時で開放F2.8。2000mm時の開放F値は5.6。ズームレンズはF値が広角側と望遠側で違うのはしょっちゅうなので気にしなくて大丈夫だ。むしろ手持ちサイズで2000/5.6というとんでもない数字を達成してることが素晴らしい。
(蛇足)フィルムカメラのおすすめ
バブル期の権化。高級コンパクトカメラ。フィルム式でその値段、驚異の12万(当時)
ついてるレンズはNIKKORの球面レンズだが当時のお化け技術、レンズそれぞれを計算で配置し収差を補正。全群に有鉛ガラスを使用。
35mm F2.8という明るいレンズ。当時のNikonのフラッグシップモデル並のプログラムオートコンピューターを積、その性能は抜群(誰が撮っても作品になると言わしめた)
ボディはフルチタン。フィルム残枚数やF値を示す計器はSEIKO製の機械式。Roman溢れるww
他にあるといいもの
三脚 おすすめはベルボンのUT-43、足が反対側に畳める為、非常にコンパクトになる。バイク乗りに一押し。
RAW現像について(分からないなら飛ばそうw)
RAWデータとはカメラの機能でJPEG等に圧縮される前の非圧縮ファイルの総称。各メーカーによって拡張子が異なるので注意。
撮影の設定でRAWデータを残す設定にするとメモリ内に保存されます。各メーカーから専用の現像ソフトが出ており、カメラを買うと付属ないしメーカーサイトからDLしてPC上で使います。
個人的には各メーカーのよりAdobeのLightRoomやPhotoshop CameraRAWを使う方が楽だと思う。
RAW現像の具体例を示しておこう。
RAW現像前の写真
どアンダーでダメダメ写真ですね…
これをRAW現像してみると…
まるで別物ですねww ここまでやったらもう写真なのか絵なのか分かりませんがこういうことも可能です。LightRoomにしろPhotoshopにしろ写真を加工しているということですw
まとめに
探せば溢れてる内容ですがもしこれがお役に立てたら幸いです。ここまで読んでくださってありがとうございました。
もしわからないことがあったら下記のURL先からよろしくです。撮影のお誘いもお待ちして茄子!腕はないよww