約1年ぶりですごめんなさい。最近始めたこと、現状解説
1年間サボタージュしててごめんなさい!
題名の通りですわ。こんばんはこんにちは、ゆきポメです! 約一年ぶりですがまぁ、色々ありまして放置状態でした。生きてはいます。これからポチポチとまたブログ書いていきますのでよろしくお願いいたします。
本題、最近始めたこと。
皆さんは「ウマ娘プリティーダービー」という作品をご存知でしょうか?薄っぺらく言えば実在の競走馬を擬人化した作品です。元々、私はこの世界で一番好きな動物は馬なんですよ。んで、競走馬と触れ合う機会も奇跡的に持っていますし、乗馬もしています。競馬も…多少やりますが…普通は「勝つ」為に考えてやるのですが、私の場合は好きな馬と騎手とロマンに応援入れる程度なのでギャンブルにはなってないんですけどネww
さて前置きが長くなりました。そのウマ娘にハマったのが昨年。そんなウマ娘から…まぁ、お決まりのコラボ商品が出るわけですよ。
Astell&Kern SR15 UPD
なんじゃそりゃ? https://www.iriver.jp/products/product_178.php
URLの先を見てもらうと分かるんだけど…携帯音楽再生機(ポータブルオーディオ)です。
この再生機(以下ポタオデ)がコラボ商品として限定数で発売された。その値段、驚異の約10万円!! たっけー!普段ウォークマンのAシリーズを使ってた私にはあまりにも高すぎる!!
所詮はポタオデ、それに10万を出すなんてwww ないわー。と最初は思って見送り。念のため言っておきますが、このメーカーの素晴らしいところはコラボ商品と通常品の価格差が殆どないのでコラボだから特別高いわけではありません。(因みにSE100の方はfripSideモデルがありますがこれもほぼ通常と等価です)
でも…人間どうしても欲しくなります。元々音楽は演奏する側でもありますし、モニタリングする側でも作る側でもあったので…こうなった買っちまえ!!と勢いで購入!!
やったぜ!
財布が軽くなったけど仕方ないネ。とりあえず取り出して充電してると…ある疑問が。
なにこれ??ジャック穴が2つあるんだけど?しかも片方異様に細くね?? 調べてみると大きい方が3.5ジャック。所謂、一般的なミニプラグの規格。小さい方は2.5バランスジャック。バランス??なんやそれ?
とにかく持ってるイヤホン差して聞いてみよう。
ウォークマンのAと同じ曲をぶち込んで同じイヤホンで聞き比べてみる。
「は??」
違いは10秒で分かる。音が全然違う。同じデータ、同じイヤホンなのに全然違う。理由は簡単である。再生するポタオデの内蔵アンプが全然違うのです。SR15の方が圧倒的に強いアンプを積んでますからね。
こうなると疑問なのはさっきの小さいジャック穴…
バランス接続とアンバランス接続
んでなにこれ?何が違うんけ?? 一般的な3.5の方はアンバランス接続という方式で接続されてます。殆どが3極アンバランス(4極の場合はマイク入力やノイズキャンセリング等)です。
画像で分かる通りですが2.5バランスは4極になります。
アンバランスは+と+と共通の-で構成される
アンバランスは右側のイヤホンの+極と左の+極 左右のマイナスはプラグで合流させて1つにまとめて戻す。つまり、+と+と-の3極で構成されています。
バランスは+と+と-と-で構成される
一方バランスは左右共通で戻していたマイナスを左右で独立させて戻すようになっています。
マイナスが独立してるのとしてないのでは何が変わるの?? 結論から言えば独立していることでノイズが減り音の解像度、クッキリ感が増します。この差は体感できる程度です。ただポタオデ側がこれに対応した出力をする機能がなければ意味がない。因みに、アンバランスのミニプラグは国際的に3.5mmを使う共通性がありますが、バランスに関しては2.5mm(Astell&Kernなど) 4.4mm(Sonyなど)みたいにメーカーによってまちまちなのです(2.5か4.4だけど)
さて良い再生機器を手に入れたら当然より優秀なイヤホンが欲しくなります。この際の勢いです買ってしまいましょう!!
こうして沼は口を開く
まずはSR15の特徴であるヴォーカル域の高い解像度を生かしつつ全体がなるイヤホンを…調べるとFinalのE5000が良いらしい…購入!(1.9万)
さてこのE5000、MMCXコネクタを採用しておりケーブルを好きに変えることができる。せっかくなので他人の意見を鵜呑みにしてケーブルを買いに秋葉原へ。
オヤイデ電気さんでケーブルを色々試して購入。銀と銅(102SSC)のハイブリッドのモデルにしました。値段は1.5万 たけぇ。ケーブル如きでそんなに音が変わるもんか?と思っていたがこれが凄く変わる。たかがケーブル、されどケーブルなのである。
イヤホンの細かいレビューは最後にまとめてあるのでそちらを参考にしてください。
SR15を買ったお店(ヨドバシ)のアイマス好きの店員さんと仲良くなって色々話してると彼からアドバイスが。
「SR15ならCampfireAudioのORIONなんかいいですよ!女性ボーカルが透き通ります!5万円以下なら一押しです」
待て待て待て、普通に考えればイヤホンに4.6万は結構狂気じみてきてるぞ…。でも…気になりますねぇ…。
(試しに聞くだけなら…(フラグ))
???「墜ちろ…墜ちたな(確信)」
はい。買いましたww
ここで面白いのが銀と銅のケーブルでは相性が微妙。友人の銀線を借りるとこれがドンピシャ。
マジか…銀のケーブルが必要なのか…。
閑話
イヤホンのDDとかBAって何?
先ほど出てきたFinalのE5000はDD(ダイナミックドライバー)。CampfireAudioのORIONはBA(バランスドアーマチュア)という発音器官が搭載されています。
DDは皆さんがよく知っているスピーカー形状をしています。まさにスピーカー。
BAは…
こんな形をしていて一見は金属の箱です。元々BAは補聴器なんかで使われていて、広い音域があり、一番得意な音域を出すときは抜群の鳴りをすると言われています。
DDの音域が狭いってわけでもないので一概にそうと言い切れるのかは個人的には疑問です。
この特徴がORIONが女性ボーカルが澄んだ音が出る理由の一つだと思います。
閑話終了
ケーブル自分で作ればいいんじゃネ?
友人の協力を得てケーブル自作を始めちゃいましたww
材料は基本オヤイデさんで購入!基本的にケーブルを作るのに必要なものは
- 線材(ケーブル)
- オスプラグ(3.5、2.5、4.4のどれか)
- コネクター(MMCXや2pinなど)
- スプリッタ―(左右分岐のカバー。必須ではない)
- 熱収縮チューブ(必須ではない)
あとはハンダコテやハンダですね。
そして、友人が放った一言が
「お前ウマ娘好きならウマ娘イメージしたオリジナルケーブル作れば?」
……「やってやろうじゃねーかー!!」
ウマ娘オリジナルリケーブルシリーズ(仮)
最初に作ったのはモデル、サイレンススズカ!個人的に一番好きな馬でありウマ娘でありますww
サイレンススズカは儚くも強い意思がありそのイメージには銀の多芯が良いと思った。因みにケーブルの芯数は最低が4芯。増やせば当然ケーブルからの情報量は増えるので音が変わります。例えば銀線の4芯と8芯では、4が細く鋭い高解像度で低音がやや失われる傾向ですが、これが8芯になると高解像度はそのままにやや丸く、低音の失いもやや和らぐ傾向に変わります。
なので、サイレンススズカモデルは8芯の銀線で確定!
そもそもウマ娘リケーブルは以下の目標を掲げた
線の塗装は問題だらけだった。アクリル塗料で最初に塗装してみたが当然のように編み込んだら剥がれてしまった。
試しにマッキーみたいな油性インクで塗ったらうまくいった。だが発色に難あり。結果、油性の塗料を配合してエアブラシで塗装したところ上手くいった。
スプリットはアルミ材を切り出してレーザー刻印機で彫った。CADデータが合わなくてその都度Aiで作り直した。
そうしてできた初号 サイレンススズカ。ORIONに合わせたらこれが凄くいい。
その後…
まぁ、色々作ってみました
- サイレンスズカ(8芯銀 P2.5ロジウム MMCX金)
- ダイワスカーレット(4芯オーグラインα P2.5金 MMCX金)
- オグリキャップ(8芯銅(102SSC)P2.5金 MMCX金)
- スペシャルウィーク(4芯銅+銀 P2.5銀 2pin金)
- キングヘイロー(4芯銀 P2.5銀 MMCX銀)
- 約束の場所byスペスズモデル(8芯銅+銀 P2.5ロジウム MMCX銀)
今後も増えていく予定ですww
以下は買ったイヤホン+聞いたイヤホンのレビューやオリジナルケーブルの性質についてです。
Final E5000
MMCXコネクタ採用のDD1機で構成されています。DD1機ですが音域は広いです。特に中音域に広がりがあり聞きやすい傾向のイヤホンです。メーカーは川崎に本社がある日本製です。
銅線、銀メッキ銅線、銀+銅線と相性が良く、逆に銀線とは相性が悪いです。
弱点として致命的なのがインピーダンスが低いことです。インピーダンスは交流抵抗を示すのですがこの値が低くなると鳴らしにくい傾向になります。もちろん高ければいいという訳ではありません。高いと今度はノイズが混ざりやすくなってしまうのです。
ですが、このイヤホンは本当にインピーダンスが低いのでまともなアンプが入ってる機器でないとその真価は発揮されないと思います。携帯で聞くには全く向かないイヤホンですネ。
CampfireAudio ORION CK
MMCXコネクタ採用のBA1機で構成されています。こちらもシングルですが広範囲を鳴らしてくれるイヤホンです。搭載されているBAの得意な音域はおそらく中高音で女性ボーカルとの相性が抜群にいいです。透き通った女性ボーカルは後述するCampfireAudioのハイエンドより勝っていると思います。マジ女性ボーカル特化型イヤホン。SR15との相性も抜群にいいです。銀線との相性が非常によく銅線との相性が悪いです。
弱点としては低音域はE5000より鳴りません。また、ケーブルの相性で凄くよくも悪くもなります。あと、イヤホンにかかってるアルマイトが非常に脆い!すぐ剥げる。CK(セラミックコーティング)されて多少はマシになったけど多少です。
CampfireAudio SOLARIS
まず初めに断っておく…何も言うな。買った。何も言うな。
MMCXコネクタ採用のBA3、DD1機のハイブリット型です。ORIONと異なりBAは1から3に。おまけに低中音はDDが担当するという仕様です。解像度、音域の広さの鬼ですあらゆる音が鳴ります。流石ハイエンドww でもね、なんでも鳴るのって…諸刃の剣なんですよ。線の相性は銀ではDDが鳴ってくれないので銅線+銀線や銅線、オーグラインの多芯と相性がいいです。発音器官が多いので情報量が必要になります。なので4ではなく8芯の方がよい傾向になります。
弱点は諸刃の剣です。なんでも鳴る、インピーダンスは高い。故に下手な音質の音源はより悪く。ノイズがでる脆弱な環境ではノイズがのりまくり、ご丁寧にホワイトノイズまでガンガン鳴らしてくれます。また、ORION同様剥げます。こちらはアルマイトではなく24金メッキなのですが…w
ORIONの時にも書きましたがボーカルの澄み切った感はORIONの方が上です。全てを鳴らすが故にそういった特化した部分も表に出にくいようです。でもね、こいつでクラシックとジャズを聞いたら…最高だぜ!
CampfireAudio ANDROMEDA
旧ハイエンド。こちらとSOLARISどっちを買うか悩んだ。BA5機のBA多ドラ構成で名前の通り銀河のような広い澄んだ音域が特徴です。特に高音域の澄み切り感は圧倒的でハイエンドのSOLARIS以上かもしれません。(因みにSOLARISはラテン語で太陽)
銀線との相性が良く多ドラなので多芯の線がより解像度を引き出してくれます。銅線と銀メッキ銅線の相性はよくないです。
弱点は音が広いが故に特化した部分が少ない。ボーカルで聞くとなんかいまいち。でもね、クラシックとジャスは最高だよ。マジでその広い音に吸い込まれるよ。
あとさっきからずっと言ってるけどアルマイトが弱いので剥げます。
他にも中華イヤホンがあるんだけど…こっちは何とも言えないので割愛します。
銀線、銅線、銀メッキ銅、オーグライン傾向とプラグメッキ
- 純銀線 純銀(99%以上)でできた線。銀は言わずもがな電気抵抗が一番低い物質でこれのおかげか非常に音が鋭く立ち上がり高音域に音を特化させる傾向が強い。故に音全体の解像度があがる。だが、低音域を弱め細らせるという弱点がある。あと単価が銀だけあってソコソコ高い。
- 銅線 無酸素銅(OFC)や独自の規格(102SSC)があったりする。一番多くの配線に使われている。良くも悪くもフラットで力強い。低音も良くなるし高音もなる。銀程の立ち上がりはないがオールラウンダーである。単価は安い
- 銀メッキ銅 メッキがどこのなのかで結構変わる個人的には潤工社のメッキが分厚く優秀だと思う。銀の性質と銅の性質を合わせた感じ。弱点は何故かわからないけどハイブリッドタイプの構成よりこれ単体の方が解像度が劣る。あれれ?いいところを併せ持ってるはずなのに…。単価は安い
- オーグラインαとPt オーグラインは銀と金でできた合金でαは金の含有率を、Ptはその名の通りプラチナをさらに含ませたタイプになる。共通して言えるのは早い立ち上がりでありながら銀程細くならない、低音も失わない。解像度も高い。高音域は銀には劣るが銀メッキや銅には勝る。 αはモニター寄りで全体的に鳴る傾向。Ptは中高音域が前に出てくる傾向がある。単価は…無茶苦茶高い!!
- Pinロジウムメッキ ロジウムメッキは硬く非常に耐久性が高い。また金より伝導性が優れている傾向でもある。弱点は単価が高い!
- Pin金メッキ 一番メジャーなメッキプラグ。
- Pin銀メッキ ノブナガが出してる多層の銀メッキ。銀メッキは剥げやすいがその弱点を多層で補っている。一番鋭い立ち上がり傾向であり流石銀である。
リケーブルに関して興味がある方は https://twitter.com/SilenceSuzuka_4 こちらにDMください。