続、2stオイルの話
ゴメンwまだ続いてた(;´・ω・)
前回のあらすじ!マシーンに合ったオイルを使おうね!!
さて、ここから先は…一般的なバイクではないバイクでの実体験になります。今回の内容は…ナオキですww
目次
- 青缶(ヤマハオートルーブスーパーオイル)
- 赤缶(ヤマハオートルーブスーパーRS)
- モチュール800
- elf Moto2 TECH
- elf HTX976+
- Hiroko ワークス70
- AMS DOMINATOR
- BEL RAY Si-7
1、青缶
前回の比較でも登場した青缶です。一般的な原付からR1-Zまで色々使える素晴らしい性能があります。
ワタシもRD250とRZ250Rに使ってました。アグレッシブに走るときは怖かったので80:1で燃料にも混合してました。焼き付いたことはありませんでしたね。
- 安い、手に入りやすい
- 悪い性能ではない使いやすい
2、赤缶
ヤマハの青缶の上位モデルの通称赤缶です。性能は青缶より保護を高めています。メーカーもこのオイルを指定しているバイクはレーサーレプリカと呼ばれるエンジン性能そのものが比較的高いバイク群に限られてきます。ですが原付をミドルチューン以上した時に使ったり、レースで使う人もいます。
ワタシはTZR250(2XT)やTZR250RS(3XV8)に使っていました。
- アグレッシブに走っても安心の純正指定
- 想像以上に高性能(燃えやすさと保護のバランス)
- ホームセンターにも置いてあることが多く入手が楽
3、モチュール800
モチュールというメーカーから発売されているレーシング2stオイルです。一応オフむけと表記されていますがワタシはこれをTZM50RとYZ85に使用してました。
分離混合不可の混合専用オイルです。SPでは45:1で混合。モトクロスでは40:1で混合してました。
ちょっとオイルを薄くしてもシリンダーに傷も入らずよく回るオイルです。
- 高性能レーシングオイル。保護性能は高く少し薄いオイルセットでもイける
- 900よりデポジットが少ない
- ちょっと硬いオイルなので混合に時間がかかる
- 混合比を考えないと吹けないこともある
- 中々売ってない。専用品店であるかないか
- かなり高価
4、elf Moto2 TECH
elfというメーカーから発売されてる2stオイルです。分離混合可で保護性能は赤缶並です。ですので、バイクもレーサーレプリカやCRM250Rなどのバイクがおすすめです。
現在ワタシがTZR250RSに使ってるのはこのオイルです。燃焼温度が低いとき(始動)に赤缶よりやや燃えにくいというのが弱点。デポジットは少なくチャンバー内に燃えカスがあまり付きにくいです。高回転の伸びは赤缶より良く価格も赤缶と変わりません。
- アグレッシブに走るにもいいオイル
- 価格帯は純正(赤缶)レベル
- 始動時にやや燃えにくい
- 燃焼ガスの臭いが独特で物凄く体に悪そう(一回ガレージでエンジンかけてたらほぼ逝きかけました)
- ボトル口が広いのでそのままタンクには入れにくい
5、elf HTX976+
同じくelfから発売されているオイルです。ただし、先ほどのMoto2 TECHとは製造ラインが異なりこちらはelfの中でもレーシング特化のHTXシリーズになります。性能はHRCのRS250Rなどで純正指定されている程でエンジン保護性能はモチュール800を超えます。分離混合は不可で混合専用でとても燃えにくいです。
ワタシもTZM50RやモトクロスでYZ125やCR85Rに使ってましたがオイルの混合比でかなり悪戦苦闘しました。例えばYZ125ではマニュアル通りなら35:1混合が指定されていますがこれでは余りに濃すぎてすぐにかぶります。レースデータですので最終的に何対何にしたかは控えますがそれはもう…苦労しましたww
現在はCR85Rとモタード時のTE125に使っていますがTEは70:1混合です。
- 超高性能保護と高回転のパワーを追及したHRCでも指定されてるオイル
- 一般量販店に置いてあることはほぼない
- ありえん値段に目からオイル噴き出る
- 混合専用なのはいいがSAE50というクソ硬いオイルのため中々燃料と混ざらない
- 混合比を考えないと真面目にかぶる
- 適正な混合比で使用すればデポジットは本当に少ない。3000km走った250EXCのエンジン内にカーボンほぼ皆無
- 色が真っ青でやばいw こいつも独特な臭いで真面目に臭い
6、hiroko ワークス70
hiroko(広島高潤)から発売されてるレーシングオイルです。HTX976+以前にワタシがYZ125に使っていました。元々ここのメーカーはSP12やモトクロスやトライアルで実績があり性能もかなり高いです。
混合専用ですがSAEは20~30くらいで柔らかく楽に混合できます。比較的燃えてくれて扱いやすいです。HTXほどの高回転特性はないですがエンジンの保護性能は素晴らしく安心して1シーズン戦えるオイルでした。
- 高い保護性能と燃えやすさの高次元での両立。冷走時でも安定
- こいつもありえん値段に目からオイルでる
- 燃料とのプレミックスが容易で非常に楽
- 混合比の幅が広く比較的楽にセッティングが出る
- elfとは違うサーキット!ってイメージの臭い()
7、AMS DOMINATOR
アメリカのAMS OILというメーカーから発売されてるオイルです。日本ではほぼ馴染みがないオイルメーカーかも知れませんが性能は折り紙付き!AMAスーパークロスや全米FMXで何度もライダーを勝利に導いたメーカーです。
血のように赤いオイルは印象的で燃えやすさ、デポジットの少なさ、吹けが良すぎずでも悪くなくコントローラブルなオイルです。個人的にはエンデューロやトライアルでもおすすめできるオイルだと思います。
粘度も高くなく楽にプレミックスできます。個人的にTEやEXCでお勧めできるオイルです。
- AMSと知名度が日本では低いけどオフロードではかなりおすすめなメーカー
- コントローラブルで扱いやすい。エンデューロやトライアルでもおすすめできる
- かぶりにくい、よく燃えてくれてデポジットも少ない
- 混合が非常に容易でたすかる
- 値段もビビるほど高価ではない
- 売ってる場所が絶望的に少ない
8、BEL RAY Si-7
こちらもアメリカの老舗メーカーBEL RAYから発売されてるオイルです。
BEL RAYはハスクバーナの純正指定オイルですが、KTMやシェルコなどにも超お勧めできるオイルです。
エンデュランサー指定のオイルですがなんと分離混合可のオイルです!しかし性能は高く低回転のトルクが必要になるエンデューロで強いです。高回転の吹けやパワーはHTX976+やワークス70には劣るというか…目的が全然異なるオイルなので比較すること自体ができません。
エンデューロでは60:1のマニュアル通りの混合でばっちりです。
大きな声で言いづらいのですが…KTMの指定2stオイルより全然いいですw
- 安定と信頼の純正指定(ハスクバーナ)
- エンデューロのような低中回転を多用するシーンで超強い
- とてもよく燃えるのでかぶったり、低回転ばかり使っててもかったるくない
- 分離混合可のオイルなのでプレミックスは秒でできるw
- 値段はそこそこするのが偶に傷
- 売ってる場所が少ないがダートフリークさん経由で買える
- エンデューロならBEL RAYかAMSが超お勧めw
今回はメモも兼ねてインプレを書いてみました…もっともあまり役に立たないマイナーメーカーやマイナー銘柄が多いのでアレですが…。
ではまた次回!!